>>246
夏休み編の描写がコレ

>――パーカーの下には、鍛え上げられた鋼の肉体が隠れていた。
>筋肉の太さ自体は驚くほどではない。成人の身体ほどのボリュームは無い。
>だが、少年らしさを残しながらも、腹筋も胸筋もみっしりと重く硬く引き締まり、ルネサンス彫刻のような筋が刻まれている。
>ただ彫刻と違って、幾つもの傷跡が皮膚に印されていた。

>その傷跡を見て、エリカの顔色が変わる。
>今までのふざけ半分から一転して、引き締まった顔つきでパーカーを一気に脱がせた。
>両腕を掴まれたままでは、袖で引っ掛かって全部は脱げない。
>半袖のパーカーは今までとは逆に、肩と上腕を剥き出しにし、前腕を隠した状態で止まった。
>肩も腕も、可動性を損なわないように、太くなり過ぎない範囲で鍛え上げられている。

>そしてやはり、数々の傷跡が残っている。
>一番多いのが切り傷。 同じくらい多くの刺し傷。 所々に細かな火傷の痕。
>不思議なことに骨折の痕は見当たらなかったが、それを差し引いても、尋常な育ち方で出来上がる肉体ではない。
>普通に鍛錬しただけでは、こうはならない。
>単に血の滲む様な鍛錬を積んだ、というだけでは、こういう風にはならない。

中略

>「達也くん……貴方、一体……」
> 「やれやれ。そういう顔をされるから、脱ぎたくなかったんだがなぁ」


骨折の痕消しておくなら皮膚表面の傷も消しとけよと思うわw