ごくごく単純な話で、アモウは人との触れ合いに恵まれることがきっかけで日本人としての自覚が芽生え
自分が彼らの温もりに助けられたように同じ日本人の役に立ちたいと考えるようになった
ごくごく当たり前の、真っ当な大人に育ちつつある平凡な少年でしかアモウはない
若者がその一員となるべく成長過程として社会性を習得していくという、健全な社会においてはありふれた話でしかなく
そんなありふれた社会を取り戻すのがこの作品の目的だとも言える