しかも、シャルがとにかく見た目はメッチャ良い、というか俺の語彙が足りねえ!とにかく、戦慄するほどの超美人で、身体もイヤラし過ぎるもンだから、そんなオッサンとかジジイどもが入れ上げて、天文学的な金を貢いでるンだそうだ!クッソ!見れば見るほど、見た目だけは確かに事実だから悔しい!なんでコイツ、あの時てっきり一発やれたものと思ってたのに!後から落ち着いて思い出してみれば、1ミクロンすら掠りともしてなかった!

「ハア・・・」。今でも、セランが居ない時には、深く深く海よりも深い溜息を、突いてしまうのだった!

「今日は、アンタと話があるから来たの!上がらさせて、もらうわよ!」

と、光沢が如何にも高級な黒いスパッツを脱いだと思ったら、俺と入れ違いにリビングの方に歩いて行く!
「ズンズンズンズン!」って、ここ俺の家なのに(涙目)。

勝手にリビングに入って行ったかと思ったら、

「え!あ!大丈夫?」と、慌てた声が聞こえて来た!

俺もシャルの後を追って、リビングに入ったら、驚いた。

シャルの前方、この場合は午後2時の方向に、セランが仰向けで倒れている!後頭部を打ち付けた様子は無い。ジャージを履いてる下半身は、両脚を軽く畳んでいる。一見して、大した事無さそうで、ホッとした。

と思ったら、シャルが猛烈な速度でセランに急接近し、両手でセランを、優しく抱き上げていた。