SMBC日興証券の執行役員らが株価を維持する目的で不正な取引を繰り返したとされる事件で、金融商品取引法違反（相場操縦）容疑で逮捕された幹部ら4人が東京地検特捜部の調べに対し、全員容疑を否認していることが分かった。
4人はいずれもエクイティ本部の所属で、本部長ヒル・トレボー・アロン（51）=専務執行役員=、副本部長アヴァキャンツ・アレクサンドル（44）=執行役員=、エクイティ部部長・山田誠（44）、エクイティ・プロダクト・ソリューション部部長・岡崎真一郎（56）の各容疑者。
特捜部の発表によると、2019年12月〜20年11月、ブロックオファー取引の対象だった東証1部上場の5銘柄について市場が閉まる直前に大量の買い注文を入れるなどし、取引価格の基準となる終値を前日並みに安定させる操作をした疑いがあるという。
株価操作は山田容疑者を中心に行われたと特捜部はみており、山田容疑者は全5銘柄、岡崎容疑者は4銘柄、ヒル容疑者は2銘柄、アヴァキャンツ容疑者は1銘柄に関わったとして逮捕した。
関係者によると、山田容疑者は「通常の業務の範囲内で、違法な安定操作取引をしたことはない」と容疑を否認しているという。岡崎容疑者は、違法性はないと山田容疑者に確認していたなどと説明。ヒル、アヴァキャンツ両容疑者は「通常の業務で買い支えではない」と述べ、違法取引の報告を受けたこともないと共謀を否定しているという。
朝日新聞 2022/3/6 7:00
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ356W85Q35UTIL00V.html?ref=tw_asahi
4人はいずれもエクイティ本部の所属で、本部長ヒル・トレボー・アロン（51）=専務執行役員=、副本部長アヴァキャンツ・アレクサンドル（44）=執行役員=、エクイティ部部長・山田誠（44）、エクイティ・プロダクト・ソリューション部部長・岡崎真一郎（56）の各容疑者。
特捜部の発表によると、2019年12月〜20年11月、ブロックオファー取引の対象だった東証1部上場の5銘柄について市場が閉まる直前に大量の買い注文を入れるなどし、取引価格の基準となる終値を前日並みに安定させる操作をした疑いがあるという。
株価操作は山田容疑者を中心に行われたと特捜部はみており、山田容疑者は全5銘柄、岡崎容疑者は4銘柄、ヒル容疑者は2銘柄、アヴァキャンツ容疑者は1銘柄に関わったとして逮捕した。
関係者によると、山田容疑者は「通常の業務の範囲内で、違法な安定操作取引をしたことはない」と容疑を否認しているという。岡崎容疑者は、違法性はないと山田容疑者に確認していたなどと説明。ヒル、アヴァキャンツ両容疑者は「通常の業務で買い支えではない」と述べ、違法取引の報告を受けたこともないと共謀を否定しているという。
朝日新聞 2022/3/6 7:00
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ356W85Q35UTIL00V.html?ref=tw_asahi