[ 2021年12月1日 13:36 ]
10月の衆院選を巡り関係者から2000〜3000万円の裏金を要求されたと主張していた泉田裕彦国土交通政務官が1日、都内で会見し、要求したのは「新潟のドン」と言われる星野伊佐夫新潟県議（82）と明らかにした。
泉田氏は要求を断ったとしている。9月4日に星野氏の自宅で言われたと主張。証拠について「約30分の音声がある」と述べた。「会見で公開をしたいと考えたが、一般人の名前が出てくるのでその部分を加工するなどして改めて検討したい」とした。
当日の出来事について、星野氏から民間の世論調査で泉田氏が2番手で追いかける展開の数字を見せられたと説明。これを踏まえて星野氏から「それでさ、きょうの話は誰もしらない。比例に引っかからなかったら終わりだよ」「2000〜3000万円もったいなかったら人生終わるよ。そこなんだよ」「いちいち警察に報告するわけじゃないんだから」などと言われたとした。
泉田氏は衆院選で新潟5区から出馬し敗れ、比例復活。30日までに自身のツイッターに「（今回の衆院選で）2000万〜3000万円の裏金要求をされました。“払わなければ選挙に落ちるぞ”という文脈でした」と投稿。投稿では2019年の参院広島選挙区を巡る買収事件を踏まえ「広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました。そうしたら、選挙は大変でした」としていた。
