https://www.sankei.com/article/20220215-Y3636WZGXRIDBD3ZZRNU4IXCAA/
2022/2/15 23:10


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中国外務省の汪文斌副報道局長(共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は15日の記者会見で、緊迫するウクライナ情勢をめぐり日米欧がロシアに対する制裁を警告しているのに対し、「一方的な制裁は分裂と対抗を激化させるだけだ」と批判した。ウクライナ情勢をめぐり中国がロシア寄りの立場をとっており、日米欧を牽制した形だ。

汪氏は「制裁、圧力の一点張りは情勢の緩和には役に立たない」と述べ、制裁は「責任ある行為ではない」と主張した。日米欧の先進7カ国(G7)の財務相は、ロシアに対して「経済・金融制裁を共同して科す用意がある」などとする共同声明を14日に発表している。

また、各国が在ウクライナ大使館職員の国外退避を進めている中、中国は正常業務を続けており、現地在住の中国人に対する退避勧告などは行っていない。