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[ 2022年2月17日 05:30 ]

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秋篠宮家の長男悠仁さま
Photo By 共同

 宮内庁は16日、秋篠宮家の長男で、お茶の水女子大付属中3年の悠仁さま(15)が筑波大付属高(筑付高、東京都文京区)に「提携校進学制度」で合格し、4月に入学すると明らかにした。お茶の水女子大付属高は女子校のため、外部の高校受験が必要だった。皇族が学習院以外の高校に進学するのは戦後初めて。

 宮内庁によると、悠仁さまは秋篠宮ご夫妻と話し合い、筑付高の「自主・自律・自由」の教育方針を踏まえて第1志望に決めた。お茶の水女子大付属中では「学業に秀で成績も最優秀である」と評価も高く、条件を満たしたことから同制度を使って出願。一般入試が行われた今月13日に学力検査を受け、16日に合格が確定したという。

 「提携校進学制度」は2017年に設置された制度。お茶の水女子大と筑波大の付属校に通う生徒が、中、高の進学のタイミングで数人程度、他方の付属校に一般入試とは別に進学できる。

 筑付高は全国屈指の進学校。偏差値は75超で、例年約30人の東大合格者を出すなど、都内では私立開成高などと並ぶ超難関だ。そのため「提携校進学制度」を利用して悠仁さまが入学することは「皇室特権ではないか」などの批判も出ていた。

 筑付高を選んだ理由については「紀子さまのご希望で進学実績を重視されたようだ」(宮内庁関係者)といわれている。ただ、筑波大の研究機関でもあり、私立の進学校のように大学受験に特化したカリキュラムは組んでいない。また「自由で浪人することへの抵抗感も低い」(筑付高OB)雰囲気でもある。大学受験に向け、予備校や家庭教師の指導を受ける必要も出てきそうだ。

 悠仁さまは、お茶の水女子大付属幼稚園から13年4月、お茶の水女子大付属小に入学し、そのまま付属中に進学した。皇位継承順位は2位の悠仁さまだけに「東大受験をした場合は国民と競争することになり、好ましくないのでは」と懸念する声も皇室関係者から上がっている。進路については今後も注目されそうだ。