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2022/02/20(日) 20:21:08.42ID:gIbGGxC29毎日新聞 2022/2/20 19:27（最終更新 2/20 19:27） 755文字
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石垣市長選が告示され、演説する砥板芳行氏（左）と中山義隆氏＝いずれも沖縄県石垣市で2022年2月20日、竹内望撮影
陸上自衛隊の配備計画が進む沖縄県石垣市の市長選が20日告示され、玉城（たまき）デニー知事が支援する新人で元市議の砥板（といた）芳行氏（52）と、政府・与党が推す現職で4選を目指す中山義隆氏（54）＝自民、公明推薦＝が立候補した。砥板氏は配備の賛否を問う住民投票の実施を求め、中山氏は配備を容認する。結果は南西諸島の防衛力強化を進める政府の計画に影響を与える可能性がある。投開票は27日。
石垣島で2019年3月に陸自駐屯地の造成工事が始まって以降初めての市長選となる。県内では今秋の知事選を天王山に選挙が続き、米軍普天間飛行場（宜野湾市）の県内移設問題で対峙（たいじ）する玉城知事と岸田政権側が支援候補を立てて争う。1月の名護、南城の両市長選は政権側が推した候補が勝利している。
砥板氏は告示後、事務所前で演説し、「独善的な市政が続けば、石垣島が壊れてしまう。必ずや皆様の思いを実現し、新しい市政をつくる」と市政の刷新を訴えた。玉城知事を支える県政与党県議や国会議員らが応援に駆けつけた。
中山氏は国道沿いでの演説で「新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ経済や観光をどう元に戻すかが大きな争点だ。観光客を島に呼び戻し、経済を動かす」と強調。西銘恒三郎沖縄・北方担当相と並び、国とのパイプをアピールした。
ミサイル部隊などの石垣島配備計画を巡っては、中山氏が16年12月に政府の要請を受諾する考えを表明した。19年3月に市街地から北約10キロにある島の中央部で着工し、工事が進む。着工前には市民グループが約1万4000人分の署名を集め、計画の賛否を問う住民投票を市に求めたが、19年2月に市議会が投票条例案を否決した。砥板氏も当時、自民市議で反対票を投じていた。
有権者は19日現在で3万9330人。【竹内望】
