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2022/03/02(水) 08:14:01.96ID:EoD+WDJz9三鷹駅（東京都三鷹市）の小田急バスの停留所には、新型コロナの感染拡大による一部運休のお知らせが掲示された。運休期間は「当面の間」となっている。
同社の武蔵境営業所（東京都武蔵野市）では2月24日以降、計6人の運転手の感染が判明した。同社総務部の担当者は「小さいお子さんがいるなど家庭内感染が主な原因」という。武蔵境営業所は同社の最大拠点で、所属する運転手は274人。運休する98便は同営業所管内の4％相当という。
3月1日午前7時台にバスを利用した男性（40）は「（停留所の）お知らせには気が付かなかった。いつもより車内が混雑している気はした。新型コロナの対策に気を付けないと」と気を引き締めていた。
西武バス（埼玉県所沢市）は、上石神井営業所（東京都練馬区）など2営業所で感染者や濃厚接触者が複数出たため、1月末から吉祥寺駅（武蔵野市）―新座栄（同県新座市）など2路線で約1割を減便。現在の感染者は1人だけとなったが、同社は「感染収束が見通せないため、当面は減便を続け、数人が急に欠勤しても運行に支障が出ない状態を保つ」とする。
関東バス（東京都中野区）は2月9日から、ＪＲ中央線阿佐ケ谷駅（杉並区）や荻窪駅（同）などが起点の路線で、平日も土休日ダイヤで運行。阿佐谷営業所で、本人や家族の感染による欠勤が相次いだためという。
担当者は「1月下旬ごろから感染者が目立ちはじめた」と説明する。減便は2月末までの予定だったが、運転手不足が長引き、1日現在も続いている。
東急バス（目黒区）でも2月中に運転手の感染が相次いで判明。2月2〜21日に武蔵小杉駅前（川崎市中原区）からの1路線で便数を6割減、14〜27日には渋谷駅前を起点とする4路線で1割減とする臨時ダイヤで運行した。
また「感染者は出ているが、人員をやりくりしてしのいでいる」（都交通局）、「人手不足になれば、平日も土曜ダイヤに切り替える想定をしている」（横浜市交通局）と、減便に至っていないバス事業者にも緊張感が漂っていた。
東京新聞 2022年3月2日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/163078
