宮城県議会の自民系会派の議員団5人が政務活動費を使って、2017年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関連が指摘される「日韓トンネル」の試掘現場=佐賀県唐津市=を視察していたことが分かった。教団とのつながりが指摘されてきた会社「ハッピーワールド」(東京)にツアー代金約12万円をそれぞれ支出。取材に応じた県議らは「当時は教団との関係を知らなかった」などと話した。

 日韓トンネル構想は、九州と韓国を海底トンネルで結ぶ計画。教団の創始者である故・文鮮明氏が1981年、全世界を高速道路で結ぶ「国際ハイウェイ構想」の一部として提唱した。

 参加したのは、いずれも県議会会派「自民党・県民会議」の佐々木喜蔵、高橋伸二、庄田圭佑の県議3人と当時県議だった2人。石川光次郎県議も参加を予定していたが、所用でキャンセルしたという。

 政活費の報告書によると、5…(以下有料版で,残り1607文字)

朝日新聞 2022年9月2日 11時00分
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