https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221014/k10013859511000.html
2022年10月14日 23時31分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221014/K10013859511_2210142053_1014234048_01_03.jpg
国際宇宙ステーションで8年ぶりの長期滞在を始めた宇宙飛行士の若田光一さんが記者会見を行い、地球の変わらぬ美しさを報告し、チームワークを保って頑張っていきたいなどと語りました。
若田さんはいずれも初めての宇宙飛行となるアメリカ人飛行士2人とロシア人飛行士1人とともに日本時間の今月6日、アメリカの民間宇宙船「クルードラゴン」で打ち上げられ、翌7日に国際宇宙ステーションに到着しました。
それから1週間となる14日、若田さんは日本のメディア向けの記者会見に臨みました。
8年ぶりの宇宙での生活については「まるで、きのうのことのように体が無重力環境を覚えていた。国際宇宙ステーションから見る地球は本当に美しい」と笑顔で語りました。
そのうえで「地上はいろんな状態になっているがここでは毎日、みんなが協力して仕事をしている。私たちができることはミッションを遂行して有人宇宙活動を進展させていくことだと思う。チームワークを保って頑張っていきたい」と述べました。
また、乗り組んだ民間宇宙船については「高度に自動化され、打ち上げからドッキングまで非常にスムーズだった。より多くの人たちが宇宙にいける時代になったことを実感した」と感心していました。
そして子どもたちに向けて「人類は月や火星へと活動領域を拡大していき宇宙をいろんな形で使っていく時代になると思う。目標をもつことの大切さとその実現のために何をしたらいいかを考えて今できることを毎日行ってほしい」と期待を込めていました。
若田さんは今後、月や火星探査を見据えた科学実験などを行いおよそ6か月間滞在することになっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221014/K10013859511_2210142335_1014234048_01_04.jpg
