名著、再び/現代最高の知の巨人が日本は核武装すべきと提唱する理由を知れ
 ◆ 佐藤優/歴史家・エマニュエル・トッド、著書「大分断」
週刊現代(2020/08/29), 頁:96

エマニュエル・トッド著(大野舞訳)
『大分断 教育がもたらす新たな階級化社会』
PHP新書より2020年に刊行

 米中対立に日本も巻き込まれ始めている。トッド氏は、日本にとって中国は大きな脅威であると考える。
その最大の要因は、中国の人口が日本の約10倍もあることだ。

<国際関係には必ず、文化同士の類似性という点が重要になってきます。
日本と中国の何が違うかというと、中国の人口が日本の10倍以上もあるという点なのです。
だから中国と日本が共通の政治圏を築くということは、結果として日本の消滅を意味します。これは単純に人口規模の違いなのです。…

とにかく、世界人口の約5分の1を占める中国に対しては、彼らとの統一を目指すよりも、彼らから身を守ることを考えるのが
当たり前だと言えるでしょう。さらに言えば、今の中国は新たな全体主義システムを生み出したところですから、
日本は今のところアメリカと同盟関係を結ぶしか選択肢がないわけです>