古市憲寿氏、万博のメタンガス問題「もし『撮影禁止』が本当なら相当の悪手」

4/25(金) 15:03配信 日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d28cfda7cf5244e58afe4bc8aaa4a1831755e97

社会学者の古市憲寿氏(40)が25日、X(旧ツイッター)を更新。大阪・関西万博会場で可燃性のメタンガスが発生している問題に言及した。

 メタンガス問題をめぐり、元朝日新聞サンフランシスコ支局長で、オンラインメディア「Arc Times」編集長兼CEOの尾形聡彦氏は24日、自身のXで「万博とメタンガス。さきほど行くと、この高濃度のメタンガスの場所は『撮影禁止』になっていました」と現場を撮影した動画を公開。「この動画や写真を撮ったあとで近くにいると、警備員がやってきて、撮影をやめるように言われました。撮影禁止の理由を尋ねても、答えませんでした」と警備員とのやりとりを記し、「万博協会は『立入禁止』とするだけで、メタンの危険をいまだに全く周知していません。新聞やテレビなどのメディアも無料で楽に入場させてもらって、この現場の現況は報道せず、ひどすぎます。今日、大勢の子どもたちなど老若男女の来場者が、このそばにたくさんいました」と問題提起した。

 古市氏は尾形氏の投稿を引用。「埋立地のメタンガスは適切に管理するしかないと思うけど、もし『撮影禁止』が本当なら相当の悪手だね。自分たちで『大問題があるので隠したいです』と言っているようなもの」と指摘し、「安全性を説明するみゃくみゃくの説明動画でも設置しておけばいいのに」とつづった。

 大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は開幕前の6日、会場西側の工区にある屋外の電気設備地下ピットで、メタンガスを検知したと発表した。一時は、着火すると爆発を起こしかねない濃度を超えたという。昨年3月にはトイレの床下の配管にメタンガスがたまって、爆発事故が起きた。同協会では32億円を投じて換気装置を設置するなどの対策をしていた。