トランプ氏に警告 「数年で深刻な問題に」世界三大投資家ロジャーズ氏

5/1(木) 11:03配信 テレビ朝日系(ANN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c88a9a62b8f79fc38b52d2a5620d8863f59fe05d

 取引をまとめるための道筋を立てられるのでしょうか。ワシントン入りした赤沢亮正経済再生担当大臣はあす、トランプ関税を巡る2回目の日米交渉に臨みます。


■ベッセント氏とは?投資家ロジャーズ氏語る
 毅然とした表情でワシントン近郊の空港に姿を表した赤沢大臣。記者からの質問に足を止めて答え、交渉への意気込みを語りました。

赤沢大臣
「ウィンウィンの関係になるような、そういう合意に向けてできる限り前進したいという考え」

 日本の前に立ちはだかるのは、トランプ大統領から日本との交渉担当を任命されているスコット・ベッセント財務長官です。

 ベッセント長官は、投資家としておよそ700億円の資産を保有し「ウォール街で最も頭の切れる男」と評されます。

世界三大投資家 ジム・ロジャーズ氏
「彼はよく働いていましたし、熱心に一生懸命学ぼうとしていました」

 こう語るのは、若きベッセント氏を指導していた世界三大投資家のロジャーズ氏です。

 イエール大学在学中、ベッセント氏はジャーナリストを志していたといいますが…。

ロジャーズ氏
「彼はジャーナリストの分野について詳しくなく、私のところに来ました。私はすでにイエール大学を卒業していたので、彼にインターンの機会を与えました。彼はいろいろな雑用をしていましたよ」

 後に頭角を現すベッセント氏を金融の世界へ導いたロジャーズ氏。若きベッセント氏は、とにかく好奇心が旺盛だったと振り返ります。

ロジャーズ氏
「とても熱心でした。何も知らなかったけれど、熱意はありました。彼は頭が良くて、勤勉な青年だったということは覚えています」

 かつての弟子がカギを握る日本との関税交渉。ロジャーズ氏は、今後の世界をどう見ているのでしょうか?

ロジャーズ氏
「今後数年で世界は深刻な経済問題に直面すると思います。アメリカを良くしようという考えは素晴らしいと思いますが、他国の状況が悪化すれば、それは結局アメリカにとっても悪いことになりますから」

 ロジャーズ氏の分析は、早くも現実のものとなっています。

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