なぜ言葉で戦えなかったのか 湊かなえさんが小説「暁星」で綴った宗教2世の遠くない世界 - 産経ニュース

2025/12/14 09:30
横山 由紀子 産経WEST

「宗教について考えてみたかった」と語る湊かなえさん=大阪市浪速区(川村寧撮影)

作家の湊かなえさん(52)が、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)を巡り光が当てられた「宗教2世」などの問題をテーマにした小説『暁星(あけぼし)』(双葉社)を刊行した。「宗教の問題は全く遠い世界の話ではないと捉えてもらいたい」と語る湊さんに、物語に込めた思いを聞いた。

宗教団体の問題を取り上げた背景には、平成7年1月17日に起きた阪神・淡路大震災で、つらい思いをした知人の姿がある。知人が心が温まる本を探しに出かけた書店で、宗教団体の関係者に「お話ししませんか」と声をかけられ、施設に連れていかれた。

「私が大学生の頃は読書サークルなどと称して勧誘が盛んな時代でした。自分の人生にもそちらに続く分かれ道があり、誰にでも人生の近いところに平行な線が走っていて、そちらに行くか行かないかなのだろうと思った」

そうして筆を執って書き上げた『暁星』の主人公は、文部科学大臣が式典中に刺殺された事件を巡り、逮捕された37歳の永瀬暁(あかつき)。永瀬は週刊誌に手記を発表。そこには大臣と関係の深い新興宗教「世界博愛和光連合(愛光教会)」への恨みがつづられていて-。(略)

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https://www.sankei.com/article/20251214-LXTLKBVXM5KNBCUKTHT45DW5MU/