2025/12/14 21:00

 「キオビエダシャクの幼虫を今年は見なかった」。イヌマキの葉を食い荒らすガの幼虫を駆除しなかったとの声が南日本新聞に複数寄せられた。
今年、住民から相談を受けた鹿児島県内の自治体数は激減した。専門家は、天敵のハエが寄生して減った可能性を理由に挙げるが、「一時的で再び増える恐れが大きい」と指摘する。

 キオビエダシャクはガの一種で、濃紺の羽に黄色の帯が特徴。産卵と羽化を繰り返し、春から秋にかけて3、4回発生する。県内では2000年ごろから南薩地方を中心に増え、全域で見られるようになった。
防除には幼虫への薬剤散布が有効で、県森林技術総合センターの担当者は「発生状況に応じて散布を繰り返す必要がある」と説明する。

 鹿児島市伊敷台4丁目の郡山健二郎さん(77)は、5年前に自宅のイヌマキの生け垣に薬をまき始めた。「多い年は噴霧器を4、5回使ったが昨年は1回だけ。今年は幼虫が出ず、使う機会はなかった」と話す。

https://373news.com/news/local/detail/225338/

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