付近に車を停め、歩いて向かうと、そこには明らかに何かがいる気配がしました。
稲川さんが吊り橋で写真を撮っていると、突然同行していた女の子たちが震え始めます。
彼女たちが指さす方を見ると、黒ずくめの女が金網を後ろ手に握り、横ばいで歩いて来るではありませんか。
一歩も動けない稲川さんの目前で、女は溶けるように消えました。
しかし、そのとき確かに稲川さんは、彼女が 「恋人と親友に殺された」 と言ったのを聞いたのです。