それを聞いた瞬間「ほほぅ…面白い。やってやろうではないか!」と、全身の血が沸き立つような興奮を…もちろん覚えたりはしませんでした。ぼくがそのとき抱いたのは「正気か、こいつ…」という血の気が失せていくような感覚でした。
ぼくは小高に正気を取り戻させ、どうにかして思いとどまらせようと考えました。けれど口で言っても上手く伝わらないような気がして、ぱっと見でわかるような視覚的な資料を作ってみることにしました。具体的に言うと、すべてのフローチャートを紙に印刷し、事務所の一番目立つところに貼り付けることにしたのです。
完成したそれはA4の紙を横に4枚、縦に5枚並べてテープで貼り付けたもので、畳一畳分ほどのサイズがありました。フローチャートの各セル内には潰れたダニのように小さな文字がびっしりと記されていて、おそらくそれを見れば、我々がこれからどれほど恐ろしく、狂気的なことをなそうとしているのか、きっと小高にもわかってもらえるだろうと思ったのです。


打越は仕事量多かっただろうなw
無理して100個ルート作るべきではなかった
20個くらいで十分だった