前廣
もともと、初期メンバーである我々3人はゲームの趣向が似通っていますしね。
本作を作るにあたって、まずは僕がプロットを出したわけですが、ぶっちゃけて言えばそれは“僕が考えた最強の『FF』”だったんです(笑)。
「僕が小学生や中学生時代に体験した『FF』を、いまの時代のゲームにするとしたらこうなる」というものを形にした感じです。
前廣
そして、さっきお話したように収録現場でも口の動きが自然に見えるようにセリフに調整をかけているので、
最終的には自分で書いたものに3回手を加えていることになります(笑)。回数が多ければいいという話ではないですが、それぐらいイベントシーンの表現や台詞回しにはこだわりました。
前廣
メインターゲットは、高井と僕です(笑)。なんといっても、自分たちにとってしっくりくる物語でないと、お客様に提供できないと思っています。

 また、さきほどもお話しましたが、映像技術の向上によって映像もシナリオも都合のよい誤魔化しができなくなりました。そして、そこを誤魔化さずに丁寧に書いていくと、大人向けという印象のものになっていくのです。