長田区五番町の事件

神戸市長田区五番町で6月8日未明、歩行者の男性が死亡したひき逃げ事件で、出頭した会社役員の男が逮捕されました。 会社役員の米原寿雄容疑者(40)は午前0時過ぎ長田区五番町3丁目で軽乗用車を運転中に、道路を横断していた会社員の谷川賢一さん(59)をはねて、そのまま逃げた疑いが持たれています。 谷川さんは病院へ搬送されましたが、約2時間半後に死亡しました。米原容疑者 は、事件発生の約1時間後にタクシーに乗って現場に戻り、「気が動転して逃げてしまった。お酒を飲んでいた。この事故は私です」と警察官に話しかけ、出頭していました。 警視庁によると、米原容疑者は7日午後7時ごろから約5時間にわたり、テキーラのショット8杯や焼酎5杯ほどを飲んでいて、事件を起こした時は、借りた車を返しに知人の女性宅に向かうところでした。 また防犯カメラには、法定速度を超えるスピードで走る車が映っていて、谷川さんは約5メートルほどはね飛ばされたということです。米原容疑者は調べに対し、「軽自動車を運転して歩行者と衝突し、警察に届け出ることなく現場から立ち去る交通事故を起こしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。