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野党の「批判」はどうあるべき? 立民新代表は追及一辺倒のイメージ払拭を訴えるが… [きつねうどん★]
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0001きつねうどん ★2021/12/01(水) 07:01:22.50ID:CAP_USER
 立憲民主党の新たな代表が決まった。この先、注目したい一つが「批判」を巡るスタンスだ。自公政権と対峙してきた同党は、かねて党外から「何でも批判の立民」とレッテル貼りされた一方、10月の衆院選で惨敗すると、党内でも批判政党のイメージ払拭を訴える声が上がった。とはいえ、批判はそんなに悪いことなのか。議論を深める上では、むしろ必須ではないだろうか。「脱・批判政党」を批判的に検証してみた。(中沢佳子、石井紀代美)

◆「脱批判」意識した泉健太新代表
 「国民の目線に立ち、国民中心の政治をする」。11月30日の臨時党大会で立憲民主党の代表に選ばれた泉健太氏はそう誓った。

 今回の代表選では「脱批判」を思わせる姿勢が目立った。泉氏は討論会などで「批判ばかりで追及一辺倒だと、国民の課題を扱っていないと思われかねない。野党合同ヒアリングを見直し、政策発信を強化する」と政策提案型政党を前面にアピール。候補同士の論争も乏しかった。

 立民は「批判する政党」のイメージが強かった。森友・加計問題、桜を見る会、学術会議の会員任命拒否など噴出する疑惑に、野党合同ヒアリングを繰り返した。日本維新の会副代表で大阪府知事の吉村洋文氏は11月19日の会見で「何でも反対、批判、官僚つるし上げ、スキャンダル追及。そういうことから脱却してほしい」と語った。

◆民主党が政権から転落した後から…
 批判精神の根は、民主党時代から見られた。2009年の事業仕分けで、世界一の性能を目指す国産スーパーコンピューターの開発費を巡り、蓮舫氏が「2位じゃだめなんですか」と詰め寄ったのは有名だ。

 一方、自民党や政府のスキャンダルを追及すると、自身に返ってくる「ブーメラン現象」も相次いだ。こちらも民主党時代からあり、党代表だった菅直人氏は04年、国民年金の保険料未納が判明した麻生太郎、石破茂、中川昭一の3氏を「未納3兄弟」となじったものの、自らの未納疑惑が浮上した。

 政治ジャーナリストの泉宏さんは12年に自民に政権の座を奪われて以降、旧民主や立民の批判色が濃くなったとみる。

 国の機密漏洩防止をうたう特定秘密保護法。集団的自衛権の行使を容認する安保法制。安倍晋三政権は強引な政治を進めつつ、モリカケ桜といった疑惑はどこ吹く風で押し通した。「圧倒的巨大与党を追及し、存在感を示そうとした」

 しかし、衆院選は敗北。「しかも維新という、与党でも野党でもない存在が際立ってきた。存在意義が問われる中、政権交代を目指す党として、政権スキャンダルの追及より政策提案ができる政党の道を選んだ」

◆党内の批判合戦は「自重」か
 泉さんは立民の代表選を「演技でもいいから、もっと論争すればよかったのに」と惜しむ。自民の総裁選では人気の高い河野太郎氏が他候補に攻撃されるさまが話題になった。「自民は政権与党であり続けるという点で党内一致していて、意見が割れても党は割れない。だが立民は内部の対立をのみ込めず、分裂を繰り返した。『批判し合うと党を分裂させる』という危機感が4人にあったのでは」

 政治アナリストの伊藤惇夫さんは「脱批判」を図る立民を「与党と対決する姿勢を明確にしない『是々非々の立場』を掲げた維新が、衆院選で票を伸ばしたのを意識している」とみる。

 身内批判を避けたのは「合併政党」ゆえだと伊藤さん。「党への帰属意識が薄く、政権獲得のために互いに切磋琢磨する文化が定着していない。だから党内で批判が始まると亀裂が入る、という不安に結び付く」
0002きつねうどん ★2021/12/01(水) 07:01:31.18ID:CAP_USER
◆改善を生むために必要な「批判」
立民の事情がどうであれ、政策論議を深めるには批判が必要不可欠だ。

 例えば、何かが提案されたとする。その善しあしを厳しい視線で吟味し、問題点があれば明らかにして改善策を提案する知的な営みが、批判という行為になる。

 一橋大の鵜飼哲名誉教授(フランス文学・思想)は「気が付きにくいかもしれないが、ある党が批判的に検証した上で提案した政策が、別の党の政策に取り入れられたことは多々ある」と指摘する。具体的に挙げたのは、高校の実質無償化だ。2009年の政権交代前、当時の民主党が提示し、現自公政権もその政策を受け継いでいる。

 それだけではない。実は自公も自己批判しているという。「新変異株の確認を受け、岸田政権が外国人の新規入国を制限した。これも安倍・菅政権で支持率を落とした原因は何かを批判的に分析してやったこと」

◆質が高いかどうかが問題だ
 国会論戦は一般的に、政権与党の提案を基に議論が始まる。批判が加えられなければ、原案が素通りになる。山口大の纐纈厚名誉教授(政治学)は「『批判じゃなくて対案を』とよく言われるが、両者は原理的にセット。コインの表と裏の関係」と説く。良い対案が出せるとすれば、原案を批判的に考察し、欠点や不十分な側面を鋭く把握できることを意味する。

 「政党制の原点は、野党が批判を積み重ね、政権与党の政策をブラッシュアップし、国民が望むものに近づけるところにある。質の高い批判ができるかが、次の政権を託せるかの試金石。批判はどんどんすべきで、この役割を果たしてこそ政党の認知度が上がる」

◆「成功」と「失敗」
 実例はある。15年の安保法制成立時の国会論戦だ。与党は集団的自衛権の行使を容認する法案を提示。野党は米国追従を批判し、日米安保を保ちながらも戦争をしないための選択肢を示した。

 「数の論理で押し切られたが、国会前を埋め尽くすほどの有権者と若者の支持を受け、安保法制に抗議の声を上げた。雰囲気をつくったのが野党の批判であり、その立役者が今の立民の面々だった」

 逆に、共感を得られないケースもあったという。それは、官僚から聞き取りをする野党合同ヒアリング。「上から目線の言葉を浴びせ、答えに窮する官僚を追及する姿がテレビカメラの前で繰り広げられた。野党対官僚という構図になり、『つるし上げ』のように映ってしまった」

◆「抑制」は与党が喜ぶだけでは済まない
 一方、立民が自らに向ける批判はどうかと言えば、不足していると言わざるを得ない。特に民主政権時の原発事故対応がそうだ。福島県浪江町から兵庫県三木市に避難する菅野みずえさん(69)は、当時の枝野幸男官房長官が繰り返した「(原発事故が)直ちに人体に影響するものではない」という言葉が、今もとげのように心に刺さったままだ。

 「『直ちに』の意味は何だったのか。『いずれは影響する』と示唆していたのか。甲状腺被ばくについても詳細に調べるべきだったのに、なぜしっかりやらなかったのか。いずれも説明がない。自己を振り返り、総括というか、批判できないからだと思う。それは政党としての弱さでしょう」

 前出の鵜飼さんは批判や異論を嫌う風潮が世の中に広まりつつあることに警鐘を鳴らす。「『野党は批判ばかり』は、野党共闘を恐れる人たちが生み出した言説。野党一丸の批判を抑え、共闘態勢をバラバラにし、来年の参院選での自民大勝を狙っている。立民が批判を抑えれば、自民が喜ぶどころでは済まない。いずれ戦前戦中のような大政翼賛政治に行き着くだろう」

デスクメモ 立憲民主党の代表選に立候補した4人は、それぞれをたたえ合いながら最後の訴えを述べた。よい雰囲気をつくろうと、腐心しているように見えた。まずは党内融和、さらに党勢拡大。その願いは分かる。ただ、国政政党にとって重要なのは国会論戦。問われるのは議論の腕前だ。(榊)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/145770
0003Ψ2021/12/01(水) 07:03:01.94ID:93Yt6O9c
批判はいらない。
提案をしろ。
0004Ψ2021/12/01(水) 07:03:58.52ID:93Yt6O9c
批判からは何も生まれない
生まれていない
0005Ψ2021/12/01(水) 07:11:29.21ID:WMuT3ou4
批判は当然必要ではあるがその結果を求めるまでダラダラやるな。
善悪の評価は国民がやる。
0006Ψ2021/12/01(水) 07:17:13.36ID:hC0IncXd
政策批判は多いにやるべき
しかしこいつらの多くはスキャンダル批判と揚げ足取り
で、当然ブーメランで返ってくるが、自分らのはダンマリ
0007Ψ2021/12/01(水) 07:21:52.63ID:lD8Ss9VV
清美もまったく同じことを言ってたぞ
まるで憑き物がとれたみたいだったぞ
0008Ψ2021/12/01(水) 07:33:45.83ID:lW928ljs
批判や追及は議員でなくてもやれる
法案提出と決議は議員しか出来ない
まったく批判するなとは言わないが時間が余ったらぐらいにしとけ
0009憂国の記者2021/12/01(水) 07:38:39.05ID:cOgXNR8v
野党が与党の政策おかしいというのは当たり前

追及をきちんと貫徹してないからおかしい

例えば企業団体献金の完全禁止これは大騒ぎすることによってクリーンさをアピールすることができる
0010Ψ2021/12/01(水) 07:49:23.11ID:itouYwH9
>>1
批判が対案に結びつかないからダメって言われてるんだろ。
もっともらしく屁理屈こねるんじゃないよ。
0011Ψ2021/12/01(水) 07:53:15.92ID:8ZNhyZ5+
左派マスコミの見つけたスキャンダルを野党が国会で騒ぐことで、これまで
ウィンウィンの関係だった。
20世紀以来のこの手法が、マスコミが信頼されなくなった今の時代に合っていない。
0012Ψ2021/12/01(水) 07:57:31.09ID:KoMhF2v3
ま、蓮舫さん他、枝野時代に批判だけしかしなかった連中が表に出てくる以上、変わる事はないわな。
0013Ψ2021/12/01(水) 07:59:28.60ID:UaiSw4hl
批判しかしないならマスコミと同レベル議員としてはいらない
0014Ψ2021/12/01(水) 08:13:58.97ID:qJ8pQMb9
批判ばかりというのは政権取る気がないのに批判ばかりと思われてるんだよ
0015Ψ2021/12/01(水) 09:53:57.23ID:zhDUewf/
>野党は批判ばかり』は、野党共闘を恐れる人たちが生み出した言説

こんな認識だったら、このまま無事に立憲共産党成立できるね!
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