0001きつねうどん ★
2022/01/20(木) 12:46:30.58ID:CAP_USERhttps://www.yomiuri.co.jp/media/2022/01/20220120-OYT1I50039-1.jpg
「過去の病気だという認識を改める必要がある」。性感染症に詳しい「セントラルクリニック伊勢崎」(伊勢崎市粕川町)の清滝修二院長はこう話す。
同院には毎年1〜4人程度の患者が訪れていたが、昨年は8人に増え、清滝院長は驚きを隠せない。このうちの3人は、SNSを通じて知り合った人との性交渉が原因だと答え、相手と連絡が取れなくなった人もいた。
清滝院長によると、梅毒になると発疹や潰瘍が体にできるが、痛みやかゆみを伴わないことが多く、しばらくすると消えてしまう。清滝院長は「治ったと勘違いして再び性交を繰り返してしまう人もいるため、実際にはもっと多くの人が感染しているのではないか」と不安を口にした。避妊具のコンドームでも感染は完全には防げないといい、不特定多数との性交渉をしないことが予防法になる。
県によると、昨年は県内で男性74人、女性30人の感染が確認された。男性患者を世代別で見ると、30歳代が最多の22人で、20歳代18人、40歳代16人と続いた。女性患者は20歳代の15人が最多で、母親から胎児に感染する先天梅毒も1例あった。県は、感染経路の実態は把握できていないとして、「主婦やOLといった性産業と関わりのない人たちにも感染が広がっている。不特定多数の人との性行為を避けてほしい」(感染症・がん疾病対策課)と呼びかけている。
県の各保健所は、定期的に性感染症やヒト免疫不全ウイルス(HIV)検査を無料で実施している。電話予約が必要だが名前や住所を明かす必要はなく、採血を行えば1週間程度で結果が判明する。前橋、高崎両市保健所は新型コロナの影響で新規予約を停止している。
◆梅毒 =性的な接触で「梅毒トレポネーマ」という病原菌をうつされて感染する。症状の赤い発疹が楊梅(ようばい=ヤマモモ)の実に似ているのが名前の由来。初期は陰部や口など、感染がおきた部位にしこりができたり、股の付け根のリンパ節が腫れたりする。治療せず3か月以上が経過すると、手のひらや足の裏などに赤い発疹がうっすらと出る。早期の薬物治療で治るが、放置すると数年後に脳や心臓に重大な合併症を起こすことがある。
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