0001きつねうどん ★
2022/05/08(日) 06:20:42.14ID:CAP_USERhttps://cdn.j-town.net/thumbnail/2022/05/town20220506184720_large.webp
蛇口から出汁がでる「出汁サーバー」(画像は投稿者提供)
話題のきっかけとなったのは、2022年4月23日にとあるツイッターユーザーがこの写真と共に投稿したつぶやきだ。
「香川の高松空港には本物の出汁サーバーがあって誰でも飲めるんだけど、本当に出汁サーバーしかないから、うどんは自分で持っていかないといけない...香川県民ならうどんくらい常に持ち歩いてるだろという謎の圧力」
写真に映っているのは、小さな屋台のようなもの。蛇口が1つ付いており、「冷た~いうどんだし」と張り紙がされている。これが「出汁サーバー」である。
しかし、確かに周りのどこにも「麺」が存在しない。うどんだし単体を楽しめる、という場所なのだろうか。それとも、うどんは持参することが前提?
この投稿に対し、ツイッターでは
「なにこれ。最高やん」
「香川にとって麺つゆは飲み物」
「流石はうどんの聖地香川県ですわ」
といった反応や、「お酒に混ぜるのはいいのかな」「出汁だけ入れていいのなら、麺も、うどん以外のものを入れて持ってくる人もいるかもね」とその活用方法を気にする声が寄せられている。
実際、このサーバーはどうやって使うのが正しいのだろう?
Jタウンネット記者は投稿者と高松空港に話を聞いた。
「機内ドリンクに採用してほしい」
4月25日、取材に応じた香川県出身の投稿者によれば、写真は2019年10月に帰省した際、撮影したものだという。
撮影時は準備中のため利用できなかったが、このサーバーとは別の場所にある「温かい出汁サーバー」を利用したことがある、と投稿者。
「関東のうどん出汁とは異なり、香川のうどん出汁はいりこの優しい風味となっているので、何杯でも飲める美味しさです。飛行機の機内ドリンクに採用して欲しいほどです」
と教えてくれた。サーバーの横には紙コップが設置されており、その場で飲むことができるそうだ。
28日、記者は高松空港にも取材した。
高松空港には、投稿者も言っていた通り「温かいうどん出汁の出る蛇口」と 「冷たいうどん出汁の出る蛇口」 の2種類がある。いずれも無料だ。先に出来たのは「温かい」方で、2010年、観光特産品の展示コーナー「空の駅かがわ」内に作られた。空港はその設置理由を
「この頃、空港に新しい香川 PR ブースとして『空の駅』を作ろう!という話になっていましたが、もっと話題性がほしいという話になり、香川といったらうどんですから、『だったら出汁でしょ!』ということでうどん出汁の出る蛇口を作りました」
と明かす。