8日正午頃、山形県白鷹町下山の大平山でタケノコ採りをしていた、近くに住む無職の男性(73)がカモシカに襲われ、足などにけがを負った。

 県警長井署の発表によると、カモシカは体長約1メートルで成獣とみられる。タケノコを採るのに夢中になっていた男性が、顔を上げると目の前にカモシカがいて、30分ほどもみ合いになったという。男性は、角で突かれるなどして、右太ももや右わきの下などを負傷した。男性は病院に搬送されたが、命に別条はない。

 現場は道の駅「白鷹ヤナ公園」から約400メートル南東で、付近には民家が点在している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220511-OYT1T50101/