羽生結弦を襲った「五輪ボイコット要請文」騒動 許されない選手の政治利用 12/23(木) 10:59配信 デイリー新潮
https●://news.yahoo.co.jp/articles/c655447d88398faf15405915701a579e19aa0caa

 中国のウイグル族弾圧が、深刻な人権侵害であることは論をまたない。そんな国で開催される五輪に懸念がもたれるのも当然である。が、問題をアスリートにぶつけるのは筋違いだ。新たに政治問題に巻き込まれたのは羽生結弦選手。集中力を奪われなければいいが。

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 今シーズンの羽生結弦選手にとっては、2度目の試練だと言えようか。

 最初の試練は、言うまでもなくケガである。先月12〜14日に行われたグランプリシリーズ第4戦NHK杯直前、練習中に転倒。今シーズンは一度も試合に出ることなく、右足関節外側の靱帯を損傷してしまった。

 以来、公式には一度も姿を現していないが、フィギュア担当記者が言う。

「12月22日から、さいたまスーパーアリーナで開催される全日本選手権が、2月上旬に始まる北京オリンピックの前に演技をアピールできる、最後の大きな大会です。羽生選手はすでにエントリーしていて、地元の仙台で最終調整中と聞いています。オリンピックで披露するプログラムで、どの程度の点数を獲得できるのか、まだ把握できていない羽生選手としては、オリンピック本番に向けて、プログラムをどう調整し、改めればいいかを判断するうえでも、全日本への参加が必須といえます」
北京五輪ボイコットを呼びかける手紙が

 いま羽生選手が、オリンピックの金メダル以上に目標にしているのは、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成功だという。関係者が補足するには、

「12月7日、羽生選手の27回目の誕生日には、4回転半ジャンプをイメージしたケーキがプレゼントされ、ご満悦だったようです」

 ところが、そのわずか2日後、2度目の試練に見舞われる。祝福されて高まったであろうモチベーションが下がりかねない、あまりに不躾な「プレゼント」が届けられたのである。「ウイグルと日本の未来を考える会」の名で、ツイッターに投稿されたのは、次の文面だった。