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■浅田真央は収入倍増、年収は軽く5億円超え

 実際、世界フィギュアの優勝賞金は約490万円、四大陸選手権は約160万円。日々のリンク使用代やコーチ費用など練習費を考えれば、大会出場だけでは赤字になるケースが大半だ。羽生はANAと年間5000万円(推定)で所属契約を結び、化粧品メーカーのコーセーなど数社のCMに出演しているが、アマチュアの立場ではいちいち日本スケート連盟の許可が必要なうえ、スケートで得た収入の一部を“徴収”されるなど、さまざまな制約があった。

「17年に引退したフィギュア女子の浅田真央はプロ転向1年目、例えばアイスショーの出演料がアマ時代の1日100万円から2倍の200万円になり、CM出演料は1本5000万円に跳ね上がったといわれます。引退時点で結んでいたスポンサー契約は9社にのぼって、年収は5億円を軽く超えたとフィギュア界で話題になった。浅田以上の実績と世界規模の人気を誇る羽生のCM単価はすでに、プロアスリートでトップクラスの1億円超といわれている。少なくとも今回のプロ転向で年収は浅田の倍以上にはなるはずです」(広告代理店関係者)


羽生が座長のアイスショーなら世界ツアーも可能

 この日の会見では「実現できるかどうかわからないし、具体的に言うのははばかられてしまう」と明言を避けたが、羽生には自らを座長としたアイスショーを創設する意向があるとの報道もある。

「浅田真央がプロデュースするアイスショーの新ツアーが今年9月から始まります。来年3月までの約半年間で延べ17都市を回りますが、例えば皮切りとなる滋賀公演が満席になったと仮定すると、座席収入だけで1公演2000万円超。1都市につき3公演から6公演ですから、物販などを含めれば半年間で10億円以上の売り上げになる。選手の出演料など経費を差し引いても、座長はかなりの稼ぎになります。羽生の場合、今回会見を開くというニュースだけでもロシアから欧州、南米でも報じられたことを考えれば、世界ツアーも可能でしょう。羽生の収入は個人事務所が管理していますが、売り上げ100億円以上の巨大イベントになります」(前出の広告代理店関係者)