0025名無し草
2022/07/21(木) 15:22:13.67source : 週刊文春 2022年2月17日号
https://bunshun.jp/articles/-/55974
7月19日、都内で記者会見に臨んだフィギュアスケーター・羽生結弦(27)は、注目されていた去就について「プロのアスリートとしてスケートを続けていくと決意」したと語った。これからは競技会に出場しないが、プロスケーターとして4回転半ジャンプへの挑戦を続けていくという。
“ごく普通の家庭”で育ったという羽生は、なぜ世界トップスケーターになれたのか。最愛の母・由美さんと二人三脚で歩んだアスリート人生を詳報した「週刊文春」の特集記事を前編・後編にわたって特別に公開する。(初出:週刊文春 2022年2月17日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)
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ソチ、平昌、北京。羽生結弦の傍らには、彼を愛した4人の女性がいた。別れの道を選んだ人もいれば、自らの夢を諦めた人もいる。そして“ラストダンス”まで支え続けたのは――。誰も書かなかった「絶対王者」の物語(全2回の2回目/#1から続く)。
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トロントでの母子の二人暮らし「携帯を持たず、外出もしない」
トロントでは、母子の二人暮らし。自宅マンションとリンクのあるスポーツ施設「クリケットクラブ」を往復する毎日だ。練習を終えると、スケートの動画を見ながら、フォームのチェックをする。ただ、相手はコーチではない。フィギュア経験は一切ない由美だ。羽生は「意外な視点が役に立つんです」とその理由を語っている。
10代後半の年頃だったが、携帯電話も持たず、母と二人、フィギュアに専念する日々。クリケットクラブで共に練習していた3歳上の中村健人は、羽生と出掛けることはなかったという。
「仲間のハビ(羽生の元ライバル、スペインのハビエル・フェルナンデス)とは、ピザ屋に行ったりアイスを一緒に食べたり、よく出かけました。でも、結弦は全ての時間をスケートに注いでいた。その結果、彼は誰も成し得なかったことをやってのけたのです」