聴覚が研ぎ澄まされているところも2人は一緒。皆実は自分の指をパチンと鳴らし、その音によって、周囲の状況を知る。
「音の反響を使って、ある程度、空間を認識することは可能です」(皆実、第1話)
これは発想も動作もブランカと全く同じ。ブランカは倉庫内などに入ると、指をパチンと鳴らし、周囲の状況を探る。
録音データを駆使するところも一緒だ。
皆実は400ページにおよぶ連続爆破事件の資料を音声化し、それを数分で聴き終えた。
一方でブランカは録音された会話やその声色、犯行に関わる場所でのノイズなどから、健常者には分からない事実を感じ取る。
ちなみに「ラストマン」のスーリーの縦軸になりそうなのは、皆実の両親が死んだ火災の真相だが、「Blanca」の場合は姉が死んだ火事の真実。
2人ともこの際に失明した。それぞれ10歳、12歳の時だった。
加えて2人はどちらも日常生活に大きな不自由はない。また、ともに銃を撃つことが出来る。