これ永野芽郁のほうから誘ってるから田中より被害大きそう;;

午前3時前、店をあとにした2人はタクシーに乗る。そして、たどり着いたのが永野の自宅マンションだった。
タクシーを降りた永野は、酔った田中に「いくよ」と促す。一方の田中は、
「芽郁んちじゃん。あれ? これ、芽郁んちじゃん」
 と繰り返す。
「そうだよ」
「俺、自分んちだと思ってた」
「自分ち帰る?」
「ん~ん、帰んない。え、あいつら(バーで一緒に飲んでいた仲間)どこいったの? 帰ったの?」
「解散したよ」
 そして、酩酊状態の中で「距離を置く」という永野との約束を思い出したのか、彼は冒頭のように、
彼女に2人っきりで部屋に入ってよいか許可を取ろうとした。
「え? 俺、芽郁と2人でいいの?」
「うん」
OKの喜びに思わず、
「芽郁は俺に愛されすぎてるよ!」と深夜に漏らした田中。2人の姿はそのままマンションの中へ消えた。