コウモリ食いちぎり事件
オジー・オズボーン (1948年12月3日 ) は、イングランド出身のヘヴィメタル・ミュージシャン、シンガーソングライター。
母国の国民的ロック・バンド「ブラック・サバス」及び、自身のソロ・バンドで長きに渡りボーカルを務め、世界的な知名度を誇る。

オジーは初期のソロ時代のライヴで、ステージの上から生肉を投げつけるという奇妙なファンサービスを行っていた。
観客はそれに答える形で、最初は猫や鳩の死体のレプリカをステージに投げ返していたが、それが次第にエスカレートし、ついには本物を投げつけるようになってしまう。

そしてある日、ついに悲劇は起こってしまった。
オジーがステージ上に投げ込まれたコウモリの死骸をレプリカだと思い、首を噛み千切ったのである。
あまり知られていないことではあるが、コウモリは致命的な感染症の一つ、狂犬病の媒介者で、当然ながら間違っても口に入れてはいけない。
このパフォーマンスにより観客は大いに盛り上がり、翌日のローカル紙には「オジー、コウモリを喰う」という見出しで記事が書かれた。
こうしてオジーは伝説的存在となったが、代償として救急病院へ緊急搬送された後、
数ヶ月間、毎日のように体中に注射を刺しながらツアーを続ける羽目になった。味は「塩辛かった」とオジー本人が語っている。