リレー小説 星屑の記憶
海岸の断崖絶壁から下を覗き込むと吸いこまれそうな闇…
その日、私は人間を辞めようと思っていたんです。
でも、空一面に輝く星々を見てると、もうちょっと頑張ってみようかなぁ。
なんて思ったんですよ。
ふぅ、何だかバカバカしくなってきた。
さてと、お腹もすいたしお家に帰ろうっと。
「何だよ。堕ちねぇの?」
突然に後から聞こえてきた声に私はぎょっとしました。
「あーあ、久しぶりに面白ぇもんが見れると思ったのになぁ」
私は怯えながら振り返り、声の主の方へ視線を向けた。
中学生ぐらいの少年がニヤけながら私を見ている。
「そこから堕ちて死ぬんでしょ?ねぇ、早く見せてよ。なんなら俺が手伝おうか。」
その子はそう言って私の肩をポンと押した。
一瞬、宙を浮いた感覚。
そして、私の体は深い闇に吸いこまれていった。 そしたら隣のジジイの尻から吐き出されたんじゃ。
おわり 変な声…
私は目を覚ました。
ああ、ご近所の種梨さんがまた発狂しているのね。
ほんと迷惑な人だわ…
あれ?そういえば私、断崖絶壁にいた筈なんだけど…
私がいたのは自室のベッドの上だった。
あれは夢だったのか?
確か、私は見知らぬ男の子に背中を押されて…
コンコン
ドアをノックする音で私は我に返る。
「はい。」
私が応じると母が顔を出す。
「悠ちゃん、警察の人が来てるんだけど…あなたのお話を聞きたいって。」
「えっ、警察が?」
何故、警察が私に用があるのか。まったく見当もつかない。
「悠ちゃん、何かやったの?それとも変なことに巻き込まれたの?」
母が心配そうな顔をして私を見つめる。
「知らないよ、私は何も知らない。」
私はそう言った。
だけど…とある不安が私の脳裏をよぎる。 「何をふざけたことを言ってる!」
木場刑事は怒りだした。私はくだらない冗談を言ったことを後悔した。 玄関には女性が1人立っていた。
スマホで誰かと話していて少し怒っている様子である。
母と私がやって来ると慌ててスマホを鞄にしまい話しかけてきた。
「星河 悠さんですね?私、警視庁の木場 千尋と申します。あなたに少し聞きたい事があるんです。」
木場刑事と名乗った女性は写真を私に見せて言った。
「この男をご存知ですよね?」
写真には30代半ばぐらいで長身の男が写っている。
「…………」
沈黙する私に木場刑事は続けます。
「那智 闇人、反社会的勢力に属する人物で先日の爆破テロの重要参考人なんですよ。」
「ち、ちょっと待ってください!! 娘はまだ未成年なんですよ!! そんな恐ろしい人なんて知るわけが…」
「それがですねお母さん、娘さんとこの男が一緒にいる所を街の防犯カメラが映してましてね。」
そう…私は先日のクリスタルベイズタワー爆破テロに関与していた。 三十六計逃げるに如かず。私は裏口から裸足で外にとびだした。 クリスタルベイズタワーとは、慰安婦像の形をした高さ1000m以上の巨大建造物だった。 私は商店街の中を突っ走った。団子屋の親父が声をかけてきたが無視した。 路地裏の片隅にうずくまり私はガタガタと震えていた。
足は裂傷で赤い足跡が白い雪道に彩りを添えていた。
「寒い…」
凍てつく冬風が寝巻だけの私の身体を冷やしてゆく 私は対馬の寺から盗んできた仏像を燃やして暖を取った。 ふと気がつくと、破れたパンツから大きなちんぽが丸出しになっていた。
だが今は空腹のため、それを気にする余裕は無かった。 足のうらに激痛が走った。
釘を踏み抜いてしまった。見るとかなり錆びた釘だ。感染症のおそれがある。 焚き火で暖を取る私の前にみすぼらしい身なりの男が現れ腰かけた。
私は慌てふためきその場を立ち去ろうとしたが足に激痛が走り動く事ができない。
「………」
隻眼隻腕のこの男は無言のまま焚き火の炎を見つめている。
まるで私の存在など素知らぬ顔で…
私はこのおぞましい状況から逃れられないもどかしさの中
あえて男に話かける事にしたんです。
少しでも恐怖を和らげる為に。
「あ、あの…今日はとても寒いですね。こんな日は焚き火にかぎりますよね。やっぱり…」
「………」 男が声なく笑った。大きく開けた口には歯が一本もなかった。私の全身に鳥肌が
立った。 これ死ぬわ…
そう思った刹那
「お待ちなさい。」
あっ、木場刑事…
私は安堵と同時に大きな不安を感じていた。 「大山根警視、ご苦労さまです」木場刑事が男に話かけた。
ええっ、この怪物が警視!?
私は自分の耳を疑った。 大山根警視は佐渡金山の強制労働について熱く語り始めた しかし歯がない口でしゃべるので、話していることの半分も聞き取れなかった。
しかもこの場にそぐわない話題だけに、木場刑事もあきれ顔であった。 私の家から多数の盗まれた仏像が押収されパソコンからテロの証拠も見つかった。
私は有能な弁護士を雇うことにした。 「お前の能力はレアだからな。俺の仲間たちが必ず無罪にしてやる。」
団長の那智さんが私にそう言ったんです。
「しかし、団長、主犯のあなたがここにいては危ういのでは?」
「心配ない。俺の周囲にはステルス迷彩を張ってある。つまり、今ここにいる俺は空気の様な存在。」
「そうなんですか。」
「それよりもお前を弁護してくれる男を紹介しよう。橘!」
団長がそう言うと部屋に頭の良さそうな男性が入ってきた。
「どうも。君の弁護を担うことになる弁護士の橘 智也だ。よろしく」
「こいつならお前を必ず無罪にしてくれる。」
「へぇ。」 那智が長として統括しているのは仏像窃盗団である。目的は仏像を盗むこと
であって、3600人もの死者をだしたクリスタルベイズタワー爆破事件は、
窃盗の証拠を隠滅するためにと実行されたものにすぎなかった。 ren4「慰安婦少女像タワー爆破犯こそ日本の威信にかけて検挙せよ!」
オミクロン会長も大きく頷いた。 同意の合図として、肛門に力を入れペニスを上下にへこへこさせ
うなずかせた 団長のおかげですべての災いを押し退けることが出来た私はびっくりドンキーでささやかな祝勝会を開いていただきました。
ここには団員の方が一同に会するらしく新参者の私はやや緊張気味でした。
私は皆様の前に立ち、ご挨拶とお礼を述べた後、席の隅に座ります。
それにしてもこの一行、見てて飽きないのです。
多種多様な種族が独特な衣装を着込んでいてまるで不思議な世界に迷い込んだような錯覚さえ覚えるのです。 伝説のロックンローラーYZWによる宴会芸がスタートした。 YZWは宙に浮き上がり天井を突き破って夜空の星屑になった 駐車場に並んだNISSANの乗用車にプレミアムモルツが降り注ぐ 次は大山根警視の番である。
歯のない口からハトを出すというマジックは成功したが胴体切断マジックで大失敗。 「片腕で手品をすることは実に難しい・・」つまらなそうに言って大山根は
カーテンの裏にかくれた。 「おおやまね〜、何やってんだよ〜、本当にもう」と声をかけたのは、田中
警視総監であった。 田中警視総監のギロチンマジックは成功したかに見えた。
だが様子がおかしい。
「おい、まさか本当に首を切ったんじゃ…」 YZW「いやースマンスマン、手品用のギロチンとホンモノのギロチンを間違えて置いちゃったテヘペロ」 ブルーシートで覆われたきな臭い現場を後にした私達。
「……変な事件に遭遇してしまいましたね。」
「あんなのが警視総監だったんだ。滅して世の中、少しはマシになるんじゃないかな。」
「そんな事より仕事仕事!」
「ああ、そうだったな。お前には盗品の贋作を作ってもらう。」
「悠ちゃんの初仕事ってわけね。」
「真作と紛うことなく精巧に作るんだゾ」
「が、頑張ります。」
「で、出来た贋作を競売にかける」 私達は最大級のオークション都市『ラ・スベガス』へ飛ぶことになったのです。
「あの、おやつは三百円までなのでしょうか?」
「うむ、好きなだけ買うがよい」
「マジで!?、ヤター」
JSのティムくんは大はしゃぎです。
明日の早朝、富豪のゾゾさんの自家用ジェットで発つとのこと。
しかし、それが私達の運命を大きく狂わせるだなんて思いもよらなかったんです…… ティムくんのフルネームはティム・ポーである。グループの中でどういう役割を
担っているのか、私にはわからない。 私達はオークションで儲かったカネを全てギャンブルにつぎ込みすってんてんになってしまいました。
やむなく見世物小屋で働くことになったのです。 私とティムくんはYZWのギロチンショーに出ることになった。 手始めに大根をギロチンにかけ、スパっと切りおとした。それから羊羹を
切ってみた。このパフォーマンスに観客は熱狂した。 そしてティムくんの首がかけられた。
私は田中警視総監の生首を思い出していた。 「ヒャッホー!」YZWはギロチンの刃を落とした。その瞬間ティムくんが身体を
ズラしたので、刃がかれの頭に当たってカァーンと大きな音がした。
幼少の身ながらティムくんはなんという石頭であろう。私はかれを称賛した。
USA!USA!USA!観客の興奮も頂点に達していた。 恥をかかされたYZWは顔を真っ赤にして舞台裏へと姿を消す。
そんな彼をすれ違いザマに団子治虫は「負け犬」と中傷した。
YZWは楽屋に戻るなりカバンに荷物を詰め込みいそいそと見世物小屋を出て行った。
一方、観客に歓喜の声援を受けているティムくんを私は不思議な目で見ていた。
「あの娘はポー一族だ。」
団長が私の横に立ち呟いた。
「え…まさか、暗殺一家と悪名高いあの一族!?」
「そうだ。」
暗殺の名門、ポー一族のご息女を団員に従えるなんてこの人は一体…
私はまだ団長のミステリアスな魅力の虜になっていることに自覚はない 「ポーっと生きてんじゃねーよ!」
ティムポーの声に私はハッとした。YZWがいなくなって、この先ショーをどの
ように続けていくのかなどをみんなで話しあっている場で、私は別のことを
考えていたようだ。この場にいたものは、年少の子どもに叱られた私を見て
皆笑っている。満座の中で恥をかいてしまった。
それにショーのアシスタントをつとめたときの衣裳を着替えるのを忘れていて
バニーガールみたいな格好でここにいる。これは恥ずかしい。 オミクロン会長のストリップショーが終わり、今日の見世物は終了した。 オミクロン会長のストリップショーは連日、大盛況であった。 「まあ別にショーをやらずとも当座の金が用意できればいいわけだ」那智団長
がつとめて明るく言った。「そこで提案が2つある。ひとつはゾゾさんの
ジェット機を売って金に替えること。後ひとつは、ここにいるティムくんを
俺たちが誘拐したことにして、金持ちの親御さんから身代金をせしめるという
ものだ」 「おい、お前ら、外見てみろ」
屋上から見渡せば10キロ先の街が炎上している。
さらに追い打ちを立てるように降り注ぐミサイルの雨
ざわつく空気
謎の戦争勃発!
「嵐の予感…」
誰かが呟いた ゾゾさんのジェット機は破壊され、ティムくんの家も全焼し財産を失った。 YZWのちんぽを掴みマイクテストと叫ぶ
蓮舫であった マイクテストと言いつつマイクを舐めます暴挙に呆然とするほかなかった。 今日は私の胴体切断ショーだ。
私はイヤな予感がしていた。 アシスタントを務めるはずのティムくんがいつの間にかYZWに代わっていた… 朴訥な性格ゆえYZWは皆から愛された。記憶の断片が私にそのように語りかける。
だが何かがおかしい。 私は台の上に横たわり、首から下を布で覆われた。
天真爛漫なYZWはすでに電動のこぎりを手にしている。
そこで私は重要なことに気づいた。胴体切断マジックは、上半身と下半身を
別々の人間でやるものだ。しかし現在私ひとりしかいない。そもそもYZWは
マジックをやるつもりなどないのではないか。ただ色々なものを切ってみたい
だけの変人なのではないか。かれを快楽殺人鬼だというつもりはないが。
私の心の中は恐怖で満たされた。 ティムくんは私のお腹の上に自分の頭を乗せてきた。布を被せられた私の身体は
お腹のところがポコッと膨らんだ恰好になっており、何か変だぞと客が騒ぎだ
した。しかしテンパった状態のYZWはまったく気付かず、膨らんだ部分に電動
のこぎりを当てた。
グワーンという大音響とともにのこぎりが跳ね返され、YZWは茫然と立ちつく
した。
そして姿を現わしたティムくんに観衆は、USA!USA!USA!とまたしても
称賛を浴びせた。
一方「切らなきゃ意味ないよ」と言ってうつろな目をしたYZWがのこぎりを
手にしたまま私に迫ってきた。 ティムくんはYZWのアナルにおちんぽを挿入した
ホモセックスショーの始まりだ そんな悩ましい状況の中、私の元に鎹鴉が飛んで来たんです。
" 大和の国へ向かえ"
「那智さん、これ…」
「うむ、どうやら進展があったようだな」
かくして私達はゾゾ会長の新型輸送艇ミレニアムファルコン搭乗する事になったのです。 朴訥な人柄で誰からも愛されるが、この私の胴体を真っ二つにしようとした
サイコ野郎。私は機内にYZWがいるのではないか気掛かりだった。 YZWはスターデストロイヤーに乗りミレニアムファルコンを追跡していた 取り合えずYZWが同乗していないことを確認して私は眠りについた。
そして目が覚めたとき、千年紀の隼号はすでに日本の上空にあった。
「大和は国のまほろば。奈良盆地の適当なところに着陸してやろう、わははは」
ゾゾさんは上機嫌で操縦桿を握っていた。 お寺の駐車場に止めようとしたら僧侶の方に睨まれたのでイオンモールの駐車場に止める事にしました。
そして、わくわくの大和の国の観光が始まるのでした。
「さて、飯にでもするか。」
私達は若草山の山頂でゴザを敷いてランチをいただくことに。
刹那、私のおにぎりが山の斜面を転がって行きます。
おむすびころりんすってんころりん 私は斜面を転がるおむすび追っていったが、予想通りというか、おむすびは
木の根元にあいた穴に落ちていった。この穴の奥にねずみの王国があるのだ
ろうかと考えていたら、唐突に穴の中からスキンヘッドのおっさんが浮かび
あがってきた。
おっさんは言った。「おまえが落としたのは、この金のおむすびかあるいは
銀のおむすびか、それとも海苔を巻いた普通のおむすびか。さあどうだ」 私はつい欲を出してしまい、またもや見世物小屋送りになってしまったのです。 私はスキンヘッドの不気味なそのおっさんの風貌が気になって質問など上の空であった。 結局私はつるっぱげのおっさんを論破しておむすびを三つとも手に入れ、
意気揚々とみんなのもとへと戻ったのだった。そして自慢げに起こったことを
話すと、団長は難しい顔をしてこう言った。
「奈良ってところはな人の数よりもののけの数のほうが多いくらいだ。おまえ
のような小娘にいたずらを仕掛けるなんて簡単なことだ。その握り飯はおそ
らくうんこであろう。本物の金や銀だったら、もっとずしりと重いはずだ」
確かに金銀に見えるおむすびはあっけないほど軽い。まんまと騙された。
目茶苦茶悔しい。私は金と銀のおむすびを放りなげ、海苔が巻かれた普通の
おむすびに齧りついた。
「あっ、そいつもうんこだぞ!」
団長が叫んだときはもう遅かった。私の口の中いっぱいに糞の味がひろがった。 とはいうもののの口にしたものは残さず食べろとの親の教えもあり、我慢して食うしかなかった。 次にオミ会長のストリップショーが始まった。
これが終われば今日の見世物は終わるはずだった… 薔薇が咲いた〜薔薇が咲いた〜真っ赤な薔薇〜が〜♪
のBGMに合わせてオミ会長が菊門を広げたときにそれは起こった。 そういうものには何の興味もなかった。
私たちは奈良公園の中を歩いた。ティムくんは、子鹿を捕まえて肛門にストロー
を突っこみ、フーフーと息を吹きこんでいた。
そのうちに東大寺にやってきた。 私が大仏を観ていると、団長が声をかけてきた。
「見事なもんじゃないか。おまえ、これの贋作が作れるか?」
本気なのだろうか。 私は試しに慰安婦少女像の贋作を作ってみた。
朝鮮人が涙を流して喜んで買ってくれたので次はプーチン像に挑戦した。 出来上がったプーチン像は対馬の寺に高値で売りつけてやった。
カネが貯まり武器を手にした私達は再びテロ活動を開始した。 私は一旦自分の家に戻った。潜伏のつもりであった。ただ木場刑事が来たとき
裏口から裸足で逃げだしたまま何か月も帰ってこなかったことで、親からは
こっぴどく叱られた。 YZWはどうなったかというと、かれは私たちを追って奈良に着陸しようと
したが、失敗してスターデストロイヤーを生駒山に突っ込ませてしまった
のである。
今になってもYZWの死体が発見されたという報道はないので、日本のどこかに
潜んでいるものと思われる。 その頃YZWはふらりとカラオケ喫茶へ
入ったところだった 翌朝私は久しぶりに学校へ行くために家を出た。
「おはよう」近所に住む種梨さんが挨拶の声をかけてきた。
「おはようございます」私も挨拶を返した。 この人は変わり種である
変貌による変貌を繰り返し今に至る
とはご近所さんの談ではあるが
今日は機嫌が良いらしく草太(のら猫)をからかって遊んでいる。
「ところで君、はじめて見る顔だね。最近越してきたのかな?」
?…
ほんとに変わった人だ。
私は幼い頃からここに住んでいる。
あなたとだって何度も挨拶を交わしているのに
ええい面倒だ。
ここは種梨さんに話を合わせるか。
変人に理屈は通用しないのだ!
「ええ、そうなんですよ。母の仕事の関係で、ここは良さそうな所ですね。」
「そうでもないよ。ここは悪魔の巣なんだからね。気をつけたほうがいい…特に異世界から人にはここはそんなに優しくないから…」
「はは…そうですね。気をつけます。それでは私、学校がありますので…」
私は逃げるように種梨さんの元を離れた。
ほんとに変わった人だ。
悪魔?確かにぴったりだな。
私は種梨さんの風貌を思い浮かべそう呟いた。
耳なんか尖ってて少し人間ばなれしてるし ビッグペニスvs巨大乳輪
YZWにはもはや逃げる気力が無かった 家を出て学校に着くまでに手に入れられるスキルなどいかほどのものでもない。
変に期待してもらっても困る。
そうして私は教室の自分の席についた。 まったく、この学校ろくなものじゃない。
久しぶりの登校ではあるが、私はうんざりしてきた。 しかし、そんな掃き溜め(我が学校)ではありますが…
国務大臣、ノーベル賞作家、F1レーサー、個性派俳優、カリスマホスト、地下アイドル、謎のマッドサイエンティスト、プーさん、女のヒモ、etc…
世間を騒がせた様々な偉人や変人を送り出しのであります。
さて、授業も終了して帰宅部の私は下校する訳ですが
妙な胸騒ぎがしてしばらく学校に留まることにしたんですよ。 「我が恥辱部は、今年創部75周年を迎える。それを記念して仏像を作成する。
星河、きみの力をぜひとも借りたい!」
部長の猿風隼は熱く語った。