僕の悪(きたな)い心は闇夜を切り裂く鴉の様
貴女の善(きれ)いな心は闇夜に線射す月の様

僕と貴女は決して一つになる事を無いのでしょう
無駄と認知(しり)ながら黒い僕は白に手を伸ばし語りかける

貴女は汚れた鴉までも照らしてしまう
白々しく照らさないで鴉を
白々しく照らさないで僕を

いつまでも白々しく白い貴女でいて
僕は貴女を今夜も罪深き善(きれ)いな月に思う