十和田の介護施設 利用男性 誤嚥、死亡
「職員に過失」遺族が提訴

十和田市の介護施設で2017年5月、食事を詰まらせ窒息状態になった60代の利用者男性が死亡する事故が発生していたことが26日分かった
遺族側は職員が適切な対応を怠った過失が原因として、施設の運営会社に約2 500万円の損害賠償を求めて提訴
裁判で会社側は請求棄却を求め、全面的に争う姿勢を示している
訴えによると、男性は17年5月に短期入所 同11日、朝食を取っていた際、鶏肉を詰まらせ窒息状態で救急搬送されたが、誤嚥性肺炎による低酸素脳症で死亡した
男性は若い頃に脳出血を患って「要介護2」と認定されていたほか
食事については水分さえ、むせこむことがあったという
遺族側は入所前、施設職員らに対して食事に関する注意点を話しており
誤嚥やむせこみを予見でき回避することは可能だったなどと主張
また、窒息状態になってから約15分後に救急車が到着したが、すぐに救急要請していれば搬送までの時間は短縮できたとしている