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【※参考書籍 】

★『 いじめをやめられない大人たち 』
 →《著者:木原克直氏、出版:ポプラ新書(2022年4月) 》
<出典> http■://ww■.popla■.c■.j■/boo■/search/result/archive/8201206.html

*《あらすじ》
「著者(木原氏)は、NHKのディレクター。
 著者によると、今まで『大人の世界でのイジメ』の実態については、ほとんど調査されてなく、不明だった。
 著者が取材したところ、「大人のいじめ」は全国の様々な職場で発生しているが、『法律でも扱いづらく、解決が難しい問題だ』という。(←★)
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(1) 現状では「大人のいじめ」という "言葉" 自体が定着していないし、意味も曖昧だし、しかも、その実態が不明だ。
 このため、多くの被害者は、「とても辛く、理不尽で、怒りを覚える状況だが、これは一体、何という問題なのだろうか?」という、言葉にできない『もどかしさ』を抱え、苦しんでいる、という。
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(2) 厚生労働省の調査によると、各都道府県の労働局に持ち込まれた『職場(会社)でのイジメ・嫌がらせ』の相談件数は、2020年度で全国で『約97,500件』だった!
 この件数は年々増加しており、『過去10年間で、2倍になった』という(※ 2011年度は『約46,000件』)。(←★)
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(3) これまで多くの相談を受けてきた専門家(社労士)によると、「大人のいじめ」が一番多い業種は、(a)『学校(教員)』と(b)『医療機関』だ、という。(←★)
 専門家は、両者に共通するのは、第1に『責任の所在が分かりにくいこと』や、『職場に相談窓口がほとんど無いこと』だと指摘する。(←★)
 そして、これらの業種では、『仕事についての専門知識は持っているが、ハラスメントについての知識が乏しい人が多い』という。そのことが、職場内での『いじめ』が放置され、深刻化する主な理由だという。 」