鈴与グループ代表「清水の街づくり、始動の年に」

「3月には県が清水港の港湾計画を策定する予定で、地域医療機能推進機構(東京・港)が運営する桜ケ丘病院の駅前移転も決まり、21年は様々な動きが出て来る。港湾計画と都市開発をいかにリンクさせるかが課題だ。清水エスパルスの拠点、静岡市清水日本平運動公園球技場の老朽化による新サッカースタジアムの整備も一つの要素になる。(静岡市で整備候補地を所有する)ENEOSとは古い付き合いなので、県や市との間で潤滑油の役割を果たしたい」

「清水という街は近年、街づくりで集積という考え方を取らなかった。病院や郵便局などは遠い場所に分散している。中心部の商店街の活気が失われるのは当然だ。港湾計画が決まればフェリーの発着場が清水港にできて、人の出入りも増えるだろう。ここでもう一度、集積の街づくりをいかに進めるかが大事だ」