皇太子やアメリカ大統領をかたって電話し、67歳の男性から保険のキャンセル代の名目で現金あわせて90万円をだまし取ったとして、44歳の介護職員の男が逮捕されました。
 詐欺の疑いで逮捕されたのは、愛知県蟹江町の介護職員、房野吉宏容疑者(44)です。

 警察によりますと、房野容疑者は2018年12月と2019年1月に他の者と共謀し、皇太子やトランプ大統領をかたって「国際保護の保険がかけられています。キャンセルの手続きにはお金が必要です」などとうそを言い、愛知県弥富町の無職の男性(67)から現金あわせて90万円をだましとった疑いがもたれています。

 トランプ大統領をかたった際は、片言の日本語で「国際保護の保険はキャンセルする。手続きには60万円要ります。手続きは大使館でやります。お金は必ず返す」などとうその説明をしていたということです。

 警察の調べに対し、房野容疑者は「お金は借りましたがだましていません。被害者の妄言です」と容疑を否認しています。

 警察は、共犯者がいるとみて調べています。


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