2021/05/08 20:37岐阜新聞
河川敷をバリケードで閉鎖、「まん延防止」BBQ自粛を 人気スポットも静かな週末
岐阜県は、9日からの国のまん延防止等重点措置の地域に指定されたことを受け、感染防止強化策の一環として約160カ所の河川敷入り口をバリケードなどで閉鎖し、バーベキューの自粛を呼び掛けている。
県美濃土木事務所管内では75カ所を閉鎖し、8日に職員が巡回した。
川遊びの人気スポットとして知られる美濃市の美濃橋周辺の河川敷では車の乗り入れがなく、静かな週末を迎えた。
家族で周辺を散策していた女性は「家族連れが遊べる場所が減るのは残念だが、バーベキューは感染のリスクが高まるのも確か。
今は我慢するしかない」と話した。
県は独自の非常事態宣言でも、バーベキューは長時間の飲酒などで感染リスクが高まるとして自粛を呼び掛けている。
今月1日に多治見市の自宅でバーベキューをした家族ら10人が感染し、クラスターに認定されている。
県河川課の担当者は「閉鎖はより一層自粛を促すための対策。
感染防止として理解してもらいたい」と話した。
同課はホームページやツイッターで、広く県外にも周知している。