水戸黄門第43部第10話:
『父と呼ばれて…』/岡崎(2011年9月12日 放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は岡崎へ。助三郎(東幹久)と格之進(的場浩司)は、老公が二人の目を盗むようにして一人で町を散策する様子を不審に思っていた。老公は秘かに町を巡り、名物の八丁味噌を商う「枡塚味噌蔵」を探し当てる。
 その店には、数十年前に、江戸で老公と恋仲にあった娘、なつ(大和田美帆)が嫁いでいるはずだった。
 老公を出迎えたなつの娘、こなつ(大和田美帆・二役)は、母親は前年に亡くなったと告げる。
 落胆する老公に、こなつは母との思い出を聞かせて欲しいと促す。老公は、母にそっくりな娘に、かつての恋人を懐かしく思い出す。
 こなつは老公と母が愛し合っていたのではないかと、思いを巡らせ、老公が自分の実の父親なのではないかと、想像を膨らませるのだった。
 そこへ味噌屋の主で、こなつの父、半兵衛(布施博)が現われ、代官の磯貝保朋(清水昭博)に八丁味噌の商いを禁じられたと、困惑した表情で語る。
 磯貝は上方の商人、岩田屋(入川保則)と結託して安価で粗悪な八丁味噌を作り、諸国で売りさばこうと企んでいる。その上、磯貝は美しいこなつに目をつけて、みだらな計略を巡らせていた…

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