「fast food」の仮名表記
実態調査
英語の「fast food」に対する仮名表記としては「ファーストフード」が主に浸透している。
日本放送協会 (NHK) が2002年度(平成14年度)に行った調査では、「ファーストフード」と言う回答者が72%を占めた。
広辞苑(第6版)、明鏡国語辞典(第2版)、ジーニアス和英辞典(第2版)などの見出し語も「ファーストフード」が用いられている。
しかし近年では「ファストフード」と言う者も見受けられるようになった。

マスメディア
日本のマスメディアでは「fast」を「ファスト」と発音、表記することに決めているため、
共同通信社をはじめとする大手通信社、日本新聞協会、NHKと日本民間放送連盟では「ファストフード」を統一表記としている。
「速い」を意味する「fast」を「ファスト」、「第一」を意味する「first」を「ファースト」と言い分けることで、
カタカナ化された外来語の意味の混乱を回避しているとの説明もある。

政府機関
厚生労働省の公式サイト内では統一されておらず、「ファーストフード」と「ファストフード」のどちらも用いられている(2019年11月現在)。