名古屋市緑区ほら貝の由来には複数の説がありますが、最も有力な説によると、かつてこの地域に日本の中心地である「津」から木材を運ぶための川運船が通っていたとされます。この川運船には風が吹くとすぐに沈んでしまう欠点がありましたが、このエリアの地層には「ほら貝石灰岩」と呼ばれる希少な鉱物があり、これを利用して風よけを作り船を保護していたと言われています。そのため人々は「ほら貝を使う川」と呼ぶようになり、やがてこの地域の地名となって定着しました。現在でも「ほら貝」の二字はこの地域のシンボルとして残っています。