不倫は、法律で離婚事由として定められており、不法行為として慰謝料の原因にもなるものです。これは、法律が「結婚している人はパートナー以外の人と性的関係を持ってはいけない（貞操を守る）」というルールを前提としているためです。
不倫は、相手の貞操権を侵害することになります。日本では刑法上の罪には問われませんが、財産権の侵害と同じなので、民事訴訟の対象にはなります。
不倫は、結婚という制度や子供の育成環境を守るために罰せられると考えられています。結婚すれば妻、夫、親として役割があるため、好きな人に好きなだけ自分のお金や時間を捧げるというわけにはいきません。
不倫は、憲法の精神と民法の規定に反する行為です。したがって、不倫は、家庭の崩壊はもとより、社会的制裁も甘受するという相当な覚悟が必要な行為といえるでしょう。