一番揉めてる部分は、東名サービスと店子が交わした古めの賃貸契約書には「名古屋市の行政財産」との記載が無いことなんだよ。
つまり店子からすれば、耐震工事の話が持ち上がるまではごく普通の賃貸契約だと思っていた。
実際は名古屋市の権限が強い行政財産使用許可にもかかわらず。
店子の主張は、高架下の管理会社である東名サービスが、そういった瑕疵がある契約書を何十年も発行し続けたのを放置した行為に対して、
名古屋市にも責任があるよねってこと。名古屋市だって知っていたはずだし、仮に知らなくても店子と管理会社との契約書の内容は確認すべき事項でしょって。
実際、東北震災が起きるまで「まぁこれでいいっしょ。高架下の運用上は何も問題ないし」という感じで、名古屋市東名サービス双方なれ合いだったわけで、
結局その昭和的玉虫色な慣習ががここにきて破綻してしまった。