春日井市民納涼まつり、今年から花火中止 「混雑時の雑踏は事故発生レベル」
2024年2月9日 18時16分 (2月9日 19時27分更新)

大輪の花火が打ち上がった、昨年の春日井市民納涼まつり=2023年7月、春日井市東野町の落合公園で

 春日井市は、夏の風物詩「春日井市民納涼まつり」について、今年から安全の確保のため花火大会を中止し、
代わりとなる参加型イベントなどを実施するリニューアルを行う。
 まつりは1977年から、幅広い世代の市民が交流し、連帯意識を高めることを目的に開催している。例年約15万人が訪れ、
第47回となった昨年は7月22日に落合公園で開かれ、18万2千人が来場。花火は4千~5千発打ち上げられた。
 ただ、来場者が集中することで事故発生の懸念があり、春日井署も昨年1月、会場周辺道路での歩行者と車両の
交通事故発生の危険性を文書で指摘していた。
 昨年のまつりでは、市が混雑具合の調査のため定点カメラを設置したところ、混雑時の雑踏は事故発生が
懸念されるレベルであることが判明。 安全な開催が困難として、主な来場目的となっている花火大会の中止を決めた。
参加型イベントの詳細は今後調整する。

ttps://www.chunichi.co.jp/article/851286