京葉線の幕張豊砂以外も「イオン前駅」増殖の背景 「ショッピングモールは車で行くところ」の常識を覆す

3/7(木) 4:32配信
東洋経済オンライン
幕張豊砂駅舎から見たイオンモール幕張新都心。同駅は2023年3月、JR京葉線に開業した(筆者撮影)

 地方の鉄道利用者が減少を続けている理由の1つに、郊外型ショッピングセンターの相次ぐ出店と、その影響を受けた駅前商店街の衰退があろう。

【写真を見る】イオンモールの近くにある駅。京葉線の幕張豊砂駅のほかには?クルマでなくてもアクセスしやすい

これが関係しているのか、最近は都市部の駅の近くのショッピングセンターが増えており、新たに駅を設けるという動きもある。とりわけ業界トップのイオングループで、こうした動きが目立つ。

建設費用の半分をイオンモールが負担し、残りを千葉県と千葉市、JR東日本が3分の1ずつ負担したという請願駅である。

 イオンモールはマイカーでの来店を基本としてきたが、近年は各地で渋滞による苦情が出されてきており、選挙や議会の争点になることさえ出てきた。

■ほかにもあるイオン直結駅
 これ以外にもイオンモールと連絡通路で直結している駅は、JR東海東海道本線の南大高駅、南海電気鉄道南海本線の和歌山大学前駅など、増えつつある。