個人的には、本屋に行って本を探すことが苦痛で仕方がない。
検索で見つけることに慣れてしまったからね。

しかし、この検索で本を見つけるという行為は、自分に何らかの目的を持っているから、そのワードで検索する。つまり自分の思考(嗜好)の中にある。
それが罠。
自分の思考のちょっと外にあることと出会うことや、自分の嗜好に反する情報とも、触れ合うことがなくなる。

つまり自分の身の回りに、「自分に合う」モノゴトに囲まれて生活することにつながる。
情報量や検索性が無限になるはずのシステムが、実は小さな閉じた世界を作り出してしまっている、という。