岐阜市運行の自動運転バスが路線バスと接触 運行見合わせへ 
NHK 3月27日 17時08分

岐阜市で27日、市が運行する自動運転バスと路線バスが接触する事故がありました。
市は原因が判明するまで自動運転バスの運行を見合わせるとしています。

27日正午過ぎ、岐阜市神田町の国道157号線で、「岐阜バス」の路線バスと市が運行する自動運転バスが接触しました。
警察や市によりますと、路線バスは停留所に停車しようと左に車線変更した際、時速約15キロで後ろを走っていた自動運転バスに接触したということです。
岐阜バスの運営会社によりますと、路線バスの運転手は
「停留所に停車するために自動運転バスを追い越そうとしてぶつかった」と話しているということです。
当時、自動運転バスには運転を補助するオペレーターと乗客、計10人が、路線バスには運転手と乗客、計16人が乗っていましたが、いずれもけがはありませんでした。
現場は名鉄岐阜駅前にある片側3車線の直線道路で、警察が事故の状況を詳しく調べています。
岐阜市は去年11月から市中心部で自動運転バスを定期運行していて、市によりますと、このバスが関係する事故は今回が初めてだということで、市は事故の原因が判明するまで運行を見合わせるとしています。
【事故時はオペレーターが運転を手動に切り替え】
事故を受け、岐阜市と岐阜バスを運行する会社が記者会見を開き、「利用者の皆さんに大変ご迷惑ご心配をおかけし、申し訳ありませんでした」と陳謝しました。

岐阜市によりますと、警察と国土交通省から事故の原因が判明するまで運行を見合わせるよう指導を受けたということです。