スーパーセンタートライアル大府店
県の意見に至る考え方
 本案件については、市長意見や住民意見にもあるとおり、特に交通の面でいくつか懸念事項を有しているものの、市長意見や住民意見に対する設置者対応を見る限りでは“所轄警察署からの左折入出庫への運用変更の要請の受け入れ”、“誘導員の配置”や“各種看板の設置”など、現時点において設置者として取りうる対応・対策は概ねなされていると思われ、開店前の現段階でこれ以上の対応を求めることは難しいものと考える。
 一方、開店後に関しては、周辺道路の交通状況によっては所轄警察署にて必要と判断されれば“店舗
前面道路へのポストコーン設置”や“交差点の信号現示の見直し”等の改善策が講じられる可能性もある
ため、設置者においては、開店後も周辺の交通状況を十分注視するとともに、引き続き所轄警察署との協力を図っていくことが求められるものと考える。
 ただし、法第8条に基づく県意見を述べることができるのは設置者が届出を行った時点で何らかの対応
をとることが可能な事項に限られ、開店後の対応に関しては対象外となっていることを踏まえると、現時点における設置者の対応としては概ね妥当であると考えられるため、県意見案としては「意見なし」とすることが適当であると考える。
 なお、開店後の対応に関しては、法第14条に基づく報告の徴収として県から設置者に対し報告を求めることが可能であることから、今後の状況に応じ、設置者に報告を求めていくものとする。