シャープが液晶パネルを生産する亀山工場(三重県亀山市)のうち第2工場を、親会社である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に売却することが12日、わかった。同工場で生産されたテレビは「世界の亀山モデル」としてシャープブランドの知名度向上をけん引した。中国勢の量産などでパネル価格が下落し、採算が悪化するなか、設備の売却で液晶パネル事業を縮小して業績を立て直す。

亀山工場では現在、主にスマートフォンやタブレ...(以下有料版で,残り452文字)

日本経済新聞 2025年5月12日 14:00