>>656
理想のシクラメンをあきらめたわたしは、次の日、まずは港区のラムーに寄りました。
「そう、欲しいものもないな」と飲み物とお菓子、アジフライなどを買いました。

そのあと路駐をキメ、歩いて途中、フラリエ(元ランの館)に寄りました。
ちょうど多肉(小さいサボテン)の販売祭りのイベントをやってました。
「多肉は興味ないんだよなあ」と思いながら、一応、それぞれの店を見ました。
「あっ、あそこちょっとシクラメン売ってるやん。ああ、よく見るサントリーフラワーズの
紫のクソ高いやつか。セレナーデイアっていうやつで、だいたい1鉢5000円、6000円だろう」
「いくらなの?(段ボールに黒マジックで「税込2000円」)
わたし「えええ!!!まじ???くそやっすいじやねーか!買うしかねえわ!」

わたしは立っていた店員ぽいお兄さんを呼んだ。
「すいません、このシクラメンください。」
お兄さん「(3鉢のうち)、どれがいいですか?」
わたし「えーと、じゃあ、これください」

レジ「これ、こんな安いのみたことありませんよw」
お兄さん「そうですね、だいたい5000円ぐらいしますから、お買い得ですよ」

わたしはなぜ安いのかは聞かないことにして、ルンルン気分でシクラメンを持って帰った。
「よかった。まあ、このシクラメンが欲しかったわけではないけど、クソ高いやつがとんでもなく安く買えて満足満足!
いろいろシクラメンを探して走り疲れあきらめてたら、まさかこんなクライマックスが待っていたなんて!」