【桑名】従業員に賃金を払わなかったとして、四日市労働基準監督署は24日、労働基準法違反の疑いで、桑名市江場貝戸の水産加工品製造会社「総本家貝新新七商店」と代表の男性(53)を津地検四日市支部に書類送検した。
 送検容疑は令和5年10月、本社などで働いていた従業員18人に、同年9月分の賃金計約220万円を支払わなかった疑い。同署は認否を明らかにしていない。
 同署によると、昨年1月、従業員から賃金の未払いについて相談があった。同社は経営不振などで資金繰りが悪化し、今年4月から事業を停止しているとみられる。